ごあいさつ

学生の皆さん、はじめまして!
私は、早稲田大学2年の松本 海月といいます。

いよいよ、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会(以下、東京五輪)まであと2年です!
私も、このやりがい先進国・日本で「美しい五輪」が実現することを大変心待ちにしています。

その東京五輪において、東京五輪組織委員会の皆さんは、私たち学生に、やりがい溢れるボランティアの機会を与えてくださろうとしています。
日本には昔から、「若いうちの苦労は買ってでもしろ」ということわざがありますが、この貴重な機会を、組織委の皆さんはなんと無料で提供してくださるのです!!

こんな機会、ほかにあるでしょうか?

世界に誇る東京五輪でボランティアをすれば、やりがいや感動を得られるのはもちろんですが、その経験は今後の人生においても活かされ、私たちの身近なところでは、例えば就職にも直結するのは確実です。東京五輪のスポンサー企業には、日本・世界を代表する名だたる大企業が連なっています。
東京五輪でのエピソードをESや面接に盛り込めば、パナソニックだろうが野村證券だろうがリクルートだろうが朝日新聞だろうが、内定間違いありません!

そのボランティアの募集が、いよいよ9月から開始されます!

まだ、ボランティアについてよく知らない学生の皆さんもいるかもしれません。
そこで、同じ学生の立場から、学生の皆さんにボランティアの意義や魅力を伝えるため、このウェブサイトを制作しました。

このウェブサイトが、皆さんにとって、東京五輪ボランティアに応募するきっかけになればいいなと思っています。

東京五輪の概要

はじめに、東京五輪がいかに参加に値する素晴らしい大会かというのを簡単に説明したいと思います。

東京五輪予算規模を示すグラフ
こちらは東京五輪の予算案のグラフです。最新の予算計画では、予算は約1兆3,500億円にも上ります!
グラフから読み取れるように、当初、東京が五輪開催地に立候補したときは、3,800億円程度の予算を設定していました。
しかし、そんなチンケな額じゃ、東京五輪は素晴らしいものになり得ませんし、経済効果も生まれませんよね。 1兆円以上ものお金があれば、必ずや、「クール・ジャパン」と世界から賞賛される日本の文化や先進技術を盛り込んだ、素晴らしい五輪が開催できるでしょう!

それら莫大なお金と、私たちボランティアの献身があれば、映画監督の山崎貴さんやアーティストの椎名林檎さんなどがプロデュースする開閉会式、聖火リレーなどエンターテイメント性溢れる、都市鉱山に眠る資源を有効活用するなどの環境への配慮人権やダイバーシティを尊重した、日本だからできる、おもてなしに満ちた「美しい五輪」が完成するのです!

ボランティアの意義

ボランティアで得られるもの、それは、「やりがい」「感動」「絆」だと私は思います。
あくまでも私の考えに過ぎませんが、それらのボランティアの意義について、1つ1つ簡単に述べたいと思います。

やりがい

オリンピック・パラリンピックといえば、皆さんもご存知のとおり、4年に1度の「平和の祭典」です。
世界にとっての重大イベントなのはもちろん、特に開催国にとっては、国家の豊かさを世界に知らしめる絶好の機会です。

ボランティアになれば、五輪を通じて、私たちが生まれ育った愛すべき日本に、日本国民としての誇りをもって貢献することができます!
こんなやりがいに溢れることって、ありません。

感動

五輪では、選手たちの、人生をかけた戦いが繰り広げられます。
それは、見るものすべてに純粋な感動をもたらします。

私たちは、ボランティアとしてその戦いを支えることができます。
運が良ければ、間近に見ることもできるかもしれません。

そして、その戦いの裏には、選手だけでなく、このような大規模なイベントを成功させたいという、組織委員会に代表される運営者の皆さんの汗と涙もあるに間違いありません。
テレビで傍観しているだけでは、その感動の嵐に加わることはできませんが、ボランティアになれば、感動と一体化することができます。

五輪には、日本を含む、全世界から莫大な数の観客がやってくることでしょう。
それら観客の皆さんとの絆、そしてボランティア同士で生まれる絆、それはお金には決して代えられない、皆さんにとっての財産になるでしょう。

ボランティアでは、おおよそ1日8時間程度の奉仕が見込まれています。
東京の暑い夏、組織委が、打ち水やうちわの配布などいくら万全な対策をとってくださっても、8時間にわたって働くのは大変なこともあるかもしれませんが、「絆」さえあれば人間は、艱難辛苦にも耐えられるはずです。

ボランティアの概要

ボランティアの概要については、五輪組織委が特設ウェブサイトを開設してわかりやすく紹介していますから、そちらをご覧になっていただければ、あえて取り上げるまでもありませんが、皆さんが気になるであろうところだけをかいつまんで説明したいと思います。

まず、ボランティアになるには語学力や専門的知識といったスキルが必要なんじゃないかと疑問に思っている方もいるかもしれません。

決してそんなことはありません!

特別なスキルがなくとも、ボランティアとして五輪、ひいては国家に貢献することができます!
実際、Twitterでは「スキルがなくともボランティアに参加できると知ったので英検2級だけど参加したい」といったような内容のツイートが数多く見られます。英語力に不安のある方も、大丈夫です。そのような方は多くいますから、心配は要りません。
また、当然、語学力や特別なスキルのある方は、それらを活かして、五輪の成功に貢献することができるでしょう。

ついで、ボランティアになるにあたって、どうしても「仕事をうまくこなせないのではないか」「足を引っ張ってしまうのではないか」という不安を抱いてしまう方もいるかもしれません。

それも、大丈夫です。
オリエンテーションや研修に、最低でもそれぞれ各1回ずつ参加することになっています。それらの参加に掛かる費用も、なんと無料です!
もちろん、交通費程度は出す必要がありますが、東京五輪という素晴らしい大会に参加できる上に、組織委の方がボランティアのために念入りな研修まで行ってくださるのですから、それくらい、安いものですよね。

そうした念入りな研修・オリエンテーションを踏まえて本番を迎えるわけですから、大丈夫です。
万一本番ミスをしてしまっても、8万人以上のボランティアがあなたを支えてくれます。他のボランティアとあなたの間には、当然「絆」がありますから、きっとにこやかにフォローしてくれることと思います。

最後に

私は、東京五輪まで2年と迫った今、もうすでに感動と興奮を抑えられません。

1兆円以上もの予算を提示しながらボランティアにはたとえスキルがあろうが無かろうがびた一文出さない組織委の倹約精神、「排除します」と堂々宣言した人間をトップに抱えながら「ダイバーシティ」を掲げる厚顔無恥、東京五輪なんか大した興味もないだろうに宣伝効果やらCSRやらを意識して金だけ出しておく大企業、戦中の金属供出を彷彿とさせる都市鉱山からのメダル製作、本当に環境のことを考えているのならオリンピックなんかやらないほうがよほど環境にいいという当然の論理を無視できる二重思考、どう考えても耐え難いであろう酷暑に対して打ち水で挑もうとする竹槍根性、睡眠やコンピュータの専門家から明確な異論反論が出され、諸外国では廃止が検討されているにも関わらず今更サマータイムを導入しようと躍起になる政治家、問題は山積しているというのに未だにやりがいや絆や感動などといった聞こえのいい言葉に簡単に騙されてしまう国民、これらの要素が揃えば、美しい国・日本は世界に誇る自己犠牲の精神をもって最高の五輪を実現できるに違いないからです。

皆さん、この素晴らしい我が国の、威信を懸けた祭典のためにぜひ身を賭して貢献しようではありませんか!

東京五輪、万歳!
日本、万歳!